【事故予防の必要性】10/18中国道での他社交通事故をうけて
投稿日:2017.10.25
安全管理室です。
10月18日夜、中国自動車道の津山にて軽乗用車が落ちていた(大型タイヤ)に乗り上げ、
走行不能となり、路肩で待機中に後続車の大型トレーラーにはねられる死亡事故が発生しました。
まずは被害者のご冥福をお祈りいたします。
運送事業を担う我々は今回の事件を重く受け止めなければなりません。
今回は走行中にタイヤを落とした事に気づかず事故に繫がったとの事ですが、
つまり運行前後の点検でも怠りがあったという事になります。
流通業界では日常点検は義務とされています。
瀬野川産業では定期的な実習を設ける等、日常点検には力を入れて指導・教育を行っていますが、
今回の重大事故を受け、通達書を発信し、再度点検の徹底を促しています。
各運送会社共、それぞれの方法で点検の強化に努める事かと思いますが、
日常点検は励行することが重要であり、また一番難しいことでもあります。
配送という業務を請け負う以上、「念のため」という気持ちに力をいれて日々対策をしていかねばなりません。
また、追加報道によりますと今回の被害者である女性2名は車両を停めた後にガードレールの外側に逃げていた模様です。
逃げていたにも関わらず、2次被害が発生してしまいました。
高速道路でやむを得ず車両を停める場合は三角板と発煙筒の設置をし2次被害防止に努める事はもちろんですが、
今回の様に非難した先に危険が及ぶ可能性を考慮し、常に周囲を警戒する様にしてください。
また、高速道路の道路管制センターNEXCO様では、事故故障の際に公的機関に連絡する場合は非常電話の使用を勧めています。
近頃は携帯電話から非常時の連絡をする方も多いと予想される中で、NEXCO様はなぜ非常電話を勧めているのでしょうか?
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なぜ非常電話を使うの?携帯電話ではだめなの?
・受話器を上げるだけで自動で道路管制センター(NEXCO)に繫がる。
・使用した電話から現在地が分かる。
・周囲の電光掲示板やラジオで事故・故障情報が流れる。
・会話が不自由な方、日本語が使えない方でもボタンを押して状況を伝える事ができる。
・消防や救急車などの手配を行うとともに、黄色いパトロールカーの交通管理隊を、迅速に現場に急行させる。一方で電話を警察や修理業者へ取り次ぐ事も可能。
※非常電話は、通常の高速道路では1kmおき、トンネルでは200mおきに設置されている。
引用元:『 高速トリビア (31) あらゆる人に使いやすく! まさかの時に頼りになる「非常電話」』マイナビニュース
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非常電話の機能は意外と知られていない様です。
いざという時はまず冷静さを保つよう心がけ、TPOに適した行動をとる様に心がけていきましょう。
我々はこれからも日常点検や過積載防止、法律順守に努め、事故防止に尽力していきます。
以上、安全管理室でした。